2007年08月10日

今日の取引 070810

アメリカのサブプライムローン問題が再燃していますね。またまた欧州に飛び火して、アメリカにもゴールドマンサックス傘下のファンドが大幅な損益を出していることに市場は嫌気を指しているようです。今日も静観です。スワップ金利が積み重なるのを待ちます。当然狙いは買い注文のみ。まだまだ円安は進むと見ています。進まないならそれでもいいやというスタンスは変わりません。もし急落があっても対処できるように余剰金は作っておきましょう。

今日までのポジション
US$/円 1枚
ユーロ/円 5枚
AU$/円 4枚
NZ$/円 2枚
南アフリカランド/円 2枚
ポンド/円 5枚
カナダドル/円 4枚
計23枚 
一日に受取るスワップ金利 5,016円
月に受取る予想スワップ金利 150,480円

本日の評価損益 -1,499,499円
現在のスワップ +222,351円


2.「サブプライム問題、影響が拡大」

昨日、BNPパリバ(フランスの銀行)はアメリカのサブプライムローン(信用度の
低い個人向け住宅ローン)の影響により3つのファンドを凍結したと発表。
サブプライムローン問題がアメリカ国内だけにとどまらず、欧州にも影響を及ぼ
していることで、再びリスク資産圧縮の動きが加速しました。
欧米の株式市場は大幅に下落し、その影響でキャリートレード(低金利通貨を調
達し、高金利資産で運用)解消が進み、ドル/円・クロス円(ドル/円以外の対円の通貨
ペア)は前日の上昇分を上回る下落を見せました。
サブプライム問題に対する懸念が高まっており、本日も各国の株式市場を睨みな
がらの展開になりそうですが、日経平均株価が300円を超える大幅安となっていること
で、引き続きリスク資産圧縮のためのキャリートレード解消が進むことが予想されま
す。ドル/円の下値の目安は117円20銭レベル(8/6安値)、ユーロ/円は160円40銭レベ
ル(8/1安値)ですが、それを割り込んだ場合には注意したい。


3.今日の重要指標発表予定

08:50 (日)国内企業物価指数-7月(前年比)
          (予想2.1% 結果2.1%  前回2.3%)
13:30 (日)鉱工業生産-6月(確報値)
          (予想1.2% 結果----- 前回1.2%)
13:30 (日)鉱工業生産-6月(前年比/確報値)
          (予想1.0% 結果----- 前回1.0%)
20:00 (加)失業率-7月
          (予想6.1% 結果----- 前回6.1%)
20:00 (加)雇用ネット変化率-7月
          (予想2.0万人 結果----- 前回3.48万人)
21:30 (米)輸入物価指数-7月
          (予想1.0% 結果----- 前回1.0%)
21:30 (米)輸入物価指数-7月(前年比)
          (予想2.5% 結果----- 前回2.3%)


4.お勧めペア通貨

「カナダドル/円」

カナダドル/円は、一昨日(8/8)114円台まで上昇しましたが、再び111円台に押
し戻されています。他の対円の通貨ペアと同様にキャリートレード解消が要因です。
カナダ経済は強く、来月利上げを行うとの期待感もありますので、カナダドルが
売られる材料は見当たりませんが、現在は各国の株式市場の動向にマーケットの関心が
あります。そのため、景況感や利上げ期待はカナダドル/円の上昇につながっていま
せん。マーケットの視点が景気や金利動向に戻れば、カナダドル/円は大幅に上昇すると
考えていますので買いスタンスですが、株式市場の不安定な状況はまだ続く可能
性があり、111円割れも考えられますので、そこまで待ちたい。
本日(8/10)は20:00に雇用統計(失業率・雇用ネット変化率)の発表がありま
すが、予想を上回る強いものとなれば、カナダドル/円を下支えするでしょう。


Posted by コダック at 10:09│Comments(0)
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